2011年03月31日

松匠の庭 改造中その3

おまたせしました。 和風カフェ matsushow が プレオープン??

いよいよ、松匠の庭が完成です。


ViP_8001s-.jpg               ViP_8003s-.jpg

自宅の座敷からの眺め                南側から高さ4mからの構図

この庭の導線を考えるにあたって、普通であれば、門を入って玄関までと導くのですが
あえて、門を入ってすぐのところからの出入りを可能にしました。

これによって、お客様も住む側も、庭をあらゆる角度から楽しめるのです。

座敷からの眺めで、非常に近い位置にモミジを配し、
その先に雪見灯ろうを据えることで遠近感を感じて頂けるように工夫をしています。

ViP_8008s-.jpg

松と灯ろう

この灯ろうには、「天保十五年辰七月」と記されており、これが本物なら、
西暦1844年ですから167年前に造られたものとなります。

このように時代を取り入れることで、庭に風情、重みをもたらしてくれるのが
日本庭園の醍醐味ではないでしょうか。


株式会社 松匠  岩崎


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2011年03月12日

松匠の庭 改造中その2

いつもありがとうございます。
松匠の庭の途中経過を報告します。

下の写真は50年前、私の祖父が淡路島の海岸沿いの山で、仕入れた松です。
ちょうど崖から這うように垂れ下がり、幹の曲がりも絶品です。
このように実際に自然の厳しい環境で育った松や石といった素材を使うことで、
日本庭園は自然をよりリアルに表現することができるのです。

P1050361.JPG

次に延段と立ちつくばいです。
石の選別から据付まで、何度も視点を変え慎重に据付ます。
やり変えはできないのですから。。

DSC00931.JPGDSC00933.JPG

さあ、次回はいよいよ終盤です。

もうすぐ春ですね、今、サンシュの黄色い花が、とてもきれいです。
外に出て、探してみてください。

株式会社 松匠  岩崎
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2011年03月01日

松匠の庭 改造中その1

最近は仕事の合間を使って、自宅前の小さな庭を改造しています。

私が小3、妹が幼稚園、兄弟で撮った40年前の写真です。
万博の年ですから、植木が良く売れた時代なので、所狭しと植木が植わっています。
写真で二人が座っている石、後ろの雪見灯ろう、クロマツは今回配置換えして使っています。


IMG.jpg

今回の庭は 基本的には、4本あったクロマツを2本を入れ替え、残り2本を配置換え、石は配置換えして

クロマツと石を使ったシンプルな庭にと考えています。

DSC00713.JPG DSC00726.JPG DSC00812.JPG

やはり松匠の庭には、私好みの出雲地方の松を主に据えました。

続きは次回報告します。ありがとうございました。



株式会社 松匠  岩崎
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2011年02月23日

絹延橋うどん研究所 オープン

先日、2月20日 絹延橋うどん研究所のプレオープンにお伺いしました。

今回は冷のぶっかけとおかず3品をいただきました。(食べかけの写真ですみません)

うどん好きの私にとって、☆☆☆で非常に満足のいくお味でした。。ごちそうさまでした。

P1050373.JPG

お庭の方は2月14日に降った大雪(こちらのレベルでは)のため、

枝が折れたり、葉っぱが凍傷になったりと

少し痛んでしまいましたが、それくらいでうちの植木はへこたれないのです。

もうすぐ春が来ます、つぼみも人知れず、動いている様です。

今回は冬の施工のため、草花はあまり添えていません。

あたたかくなったら好きなお花を楽しんでください。

    DSC00717.JPG            P1050369.JPG


 絹延橋うどん研究所 オープン
       
2011年3月3日(木)11:30〜14:00

       営業日・時間

        水・木    11:30〜14:00
        金・土・日   11:30〜14:00   17:30〜20:00
        月・火    定休日

       場所    川西市小戸3丁目23−6

       電話    072-767-7639
       
            こちらへ   http://udonyanonikai.jugem.jp

    お近くの方は是非、行ってみてください。☆☆☆星3つですから。。
       
   株式会社 松匠   岩崎 勇
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2011年02月07日

このお店って、うどん屋さん?

いつもありがとうございます。 
本日、2月7日をもちまして、50歳となりました。。。。


今回の庭づくりは、なづな工房一級建築士事務所の嶋崎氏から依頼をいただきました。

施主様は 「絹延橋うどん研究所」 という うどん屋さんです。

ご覧の通り、みなさんがイメージするうどん屋さんとは少し違うと思います。




おしゃれなcafeといったところでしょうか。。。

右のサインを見ると、UDON KITCHEN & CAFE とあります。

ご主人もいろいろと面白い企画をお持ちなので、これからが楽しみです。



いつもながら、嶋崎氏とのコラボは楽しくもあり、緊張もしながらの庭づくりです。
建物への思い、クライアントへの思い、建物を活かす庭づくりへの思い、
いつも、勉強になります。。。。

お庭はこんな感じに仕上がってきました。






お店の開店は3月の初旬になると聞いています。
場所は能勢電車 絹延橋駅 下車 徒歩1分のところにあります。

詳細が決まりしだい、報告します。

嶋崎氏へのリンクです。

   なづな工房一級建築士事務所
       http://www.naduna.net
   兵庫県川西市の建築設計事務所 嶋崎真二 NADUNA FACTORY Architecture and Design


youtubeでつくってみました。。。





株式会社 松匠   岩崎 勇



 

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2011年01月20日

どうもお久しぶりです。

みなさんお久しぶりです。 また、今後ともよろしくお願い致します。

昨年から剪定の講習会を2回させていただきました。
これは一般の方にプロの剪定のコツをお伝えし、自分の庭を楽しみながら植物とふれあってほしいという思いから
スタートしています。

今年も剪定講習会を開催する予定ですが、なかなか参加できないという方もいるようなので
これからは少しづつですが写真や動画で発信しようと思っています。

まずは一番簡単な・・・キンモクセイの剪定の簡単な動画をつくりました。

      


これからもマイペースで、ブログのアップをしていきますので
お付き合いの程、宜しくお願い致します。


株式会社 松匠   岩崎 勇
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2010年06月26日

庭木の剪定実演講習会

いつも見に来て下さり、ありがとうございます。

今日は松のみどり摘みに続いて、庭木の剪定実演講習会のお知らせです。

先日、次のようなお問い合わせがありました。

 昨年、松匠が庭づくりでお世話になったお客様からのメールです。
「松匠さん、今度の庭木の剪定講習会のときは、日程があえば、参加します。」

 尼崎市にお住まいの方からのお電話です。
「庭木の剪定講習会に参加したいんですが、いつ頃ありますか?」


実は「7月って、まだまだ時間あるよな」とのんきに構えていました。失礼しました。。
早速、日程を決めましたので、ご報告します。


日時    平成22年7月25日 (日曜日)

        午前10:00〜午後3:00 (予定)

場所    大阪府池田市古江町  松匠 農園  (詳しくはお申込みの際に)

参加料   6000円 (当日、お支払下さい)

内容     刈り込み剪定と枝抜き剪定(透かし剪定)においてのワンポイントアドバイス

ご用意いただくもの 剪定鋏(お持ちでなければ各自ご購入ください)
              両手鋏(もしなければお貸ししますが数に限りがあります)
              長袖、長ズボン、タオル、麦わら帽子等、水筒
              蚊取り線香等の虫よけ
              日焼け止めクリーム(お肌のケアーをお忘れなく)

        
              

            お問い合わせ、お申込みはお電話 072-753-7580

            メールは、こちらへどうぞ  yb5rd6@bma.biglobe.ne.jp


           ※参加人数が確定しだい、締め切らせて頂く場合がございます。


お客様を幸せにする情熱の造園士

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2010年05月30日

松のみどり摘み実演講習会報告

いつもありがとうございます。

先日、5/29(土)晴天のなか、 松のみどり摘み実演講習会を行いました。
参加頂いたみなさん、楽しい時間をありがとうございました。

今回、みどり摘みをした松は、みどり摘みを始めて1,2年目の木で、
比較的、芽数が少なく作業のしやすい木を選びました。

さあ、はじめましょう。。

まず、松の手入れ方法の種類の説明..みどり摘みをする意味..
そして、本には書いていないプロのワンポイントアドバイスを交えて進めていきます。

それでは、実際に芽切りハサミを持ってもらい、どの枝を切るのか?
なぜその枝を切るのか?、手の持っていき方などを説明して
作業にかかります。

最初はどの枝を切るのか、どうしようかと、悩んで手を止められていましたが
そのうち、要領をつかまれ、だんだん、口数も少なくなり、
自分の世界に入り込んでいきます。

それだけ、集中するということですね。


SN3N0041s-.jpg


常々、私は植木の剪定はリズムが必要だと思っています。
リズミカルに手とハサミ、そして体を動かすことにより
早く、きれいに仕上がっていきます。
また、楽しみながらするのが一番ですね。


今回参加された方は、何らかの気付き(こうすればきれいに仕上がるんや)や多少の自信を
持って頂けたと思います。


私たちも初めての講習会で改めて勉強になったことも多くあり、

楽しく皆さんと交流できたことに、

感謝です。


また、今度は庭木の剪定(枝の抜き方など)の講習会も
7月ごろ、企画しようと思っていますので、参加できる方は
是非、参加してください。


お客様を幸せにする情熱の造園士
posted by 親方 at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 庭づくりとお手入れ | 更新情報をチェックする

2010年05月23日

松のみどり摘み、一年後

いつもありがとうございます。

情熱の造園士  岩崎 勇です。 (こんなキャッチフレーズはどうでしょう?)


さて、今日は昨年、自身のブログで「松のみどり摘み解禁」で紹介した、

作庭家の重森三玲先生の作品で尼崎市のA邸の一年後です。


昨年から松匠がA様から引き継ぎ、松のみどり摘みをさせていただいています。

昨年は松が痛まない程度に不要な枝を透かしたのですが、透かしきれていない分を

今年も引き続き、透かしていきました。

これで来年は安定してくると思われます。

P1030331s-.jpgP1050105s-.jpgP1050122s-.jpg

   昨年 作業前             今年 作業前          今年 作業後




P1050107s-.jpgP1050115s-.jpg

   今年 作業前           今年 作業後


この庭に来ると、昨年と同様、気持ちが引き締まります。

また、ここに植えられている松のほとんどが、淡路島の海岸沿いの荒々しい環境で

育った松なので、私たちプロが見ても、「ええなあ。。ほしいなあ。。」と思うくらいの逸品です。


A様、ありがとうございました。来年も松匠をどうかよろしくお願いいたします。

また、いつもブログを見に来て下さっている皆様、ありがとうございます。

今後とも、よろしくお願いいたします。



お客様を幸せにする情熱の造園士  岩崎 勇

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2010年05月15日

満願寺さんの石階段、完成

いつも見に来て下さり、ありがとうございます。

やっと、満願寺さんの長い階段が完成しました。
施工日数で20日間、施工延長65m、階段数84段の工事でした。

スタッフのみんな、ご苦労様でした。

P1050100s-.jpgP1050097s-.jpgP1050084s-.jpgP1050082s-.jpg


工事の着手前、ご本尊、御大師様(弘法大師)、他すべての神様に

今回の工事の安全といい風景が作れますようにと、お祈りをしました。


今日、おかげさまで、無事、無事故でお寺らしいいい風景が作れましたことの

お礼をさせていただきました。

ありがとうございました。


ちょっと、深イイ話をさせていただきます。


P1050090s-.jpg

写真のお大師さまは、もともと、ここから少し離れた奥の院におられました。
そして院主様から、このお大師さまを本堂の横に移設する工事をいただいたのです。


奥の院では、下の駐車場から階段で30mくらい登り2mの石垣の上に立っておられました。

一日目はまず、毛布等を巻き養生し、木で枠を作り、頑丈に梱包します。


二日目、階段をキャタピラーのついたレッカー車で登り、本体と石垣を切り離す作業です。
この作業がかなり時間がかかり、吊り降ろしたのが、夕方の4時ごろでした。


いつもなら、ここでもう、明日にしよう。。というところでしたが、
何故か、みんなが「遅なっても運んでまおうや」というので
それから運搬車に乗せて、ゆっくりと階段をおろしていきました。
そして、トラックに積み込み、本堂の横に寝かすように降ろしました。

時間は夜の7時くらいでしたか。


次の日の朝、あの阪神大震災が起こったのです。

お大師さまは、自らの足で本堂の横まで歩いてこられたような、気がします。




さあ、いよいよ、松のみどり摘みがはじまります。

万博日本庭園は6月7日から、作業に入ります。

よかったら、遊びに来て下さい。


お客様を幸せにする笑顔の庭師


posted by 親方 at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 庭づくりとお手入れ | 更新情報をチェックする
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