2013年03月16日

満願寺モミジ樹勢回復

今日は満願寺さんの参道にあるモミジの根系改良作業です。樹木医の宗實氏の指導の下、進めていきます。


このモミジは主幹が3本であり秋には人を感動させる程、この参道には無くてはならない存在です。
近年3本の内1本が枯死し、院主様が非常に心配されていました。

そばには幅30cm深さ50cmのせせらぎが常に流れている。という事はモミジの下にはこの停滞水があると考えられる。

まず表面のコンクリートを取り除くと土の表面近くに根が集中しており、これをエアースコップ(根を痛めることはありません)でほぐして掘り進めます。

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すると深さ40cm位で青い土が出てきた、これはグライ層といい停滞水により土が酸欠状態になった土のことを言います。この層では根腐れを生じ根は上へと伸びていきます。
現況の土は固く、粘土質やカワラ、黒い灰が混ざり、その下はグライ層といった具合です。

土壌改良は2m×50cmの溝を2方向に施工し
あとは砂利を敷きならし仕上がりです。

一年後、経過を報告します。



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2013年03月13日

サクラの樹木クリーニング

さて今日は川西の満願寺さんでのお話です。
樹木のクリーニングとはどんな事をするのだろうと思われるでしょう。

主にウメノキゴケなどの苔類や地衣類の除去、害虫の除去、病気の予防(サクラの場合、コウヤク病)等が目的です。

ウメノキゴケは樹木に害はないと言われる方がおられますが私はほぼ毎日樹木と関わっており、そうでは無いと考えます。

私の経験では葉先までウメノキゴケがつくと直接害を及ぼすのではなく、葉や枝からの光合成が出来ずに枯れこみが進み樹勢がが弱くなってくるからです。

今回は樹木医の宗實氏の指導のもと作業を進めていきました。

ここで使用する水は自然のミネラルたっぷりの原液を水で希釈し散布します。
枝からも根からも栄養が浸透し、一石二鳥の効果が得られます。

また満願寺さんのサクラは全体に低い位置に枝があり真近で花を楽しめる大変珍しい隠れスポットです。

サクラの開花時期にはいつもと違ったソメイヨシノを楽しんで頂けると思います。

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後日、このサクラの経過を報告させて頂きます。



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2013年02月19日

松に教えられたこと

二年前に庭の改修をしたきっかけは主木である出雲の松がマツクイムシの被害にあったことです。
この時の管理状況は6月の半ばにみどり摘みをし、その後薬剤散布を1回した後、1ヶ月で枯死に至りました。これで大丈夫というおごりがそうさせたのでしょう。
やはり薬剤散布の時期と回数を誤ったことが原因でした。その後真っ赤になった枝を伐採し、1月に根を撤去した、すでに幹にも根にもマツクイムシの幼虫が大量に見られた。

これがきっかけとなり、松のメカニズム、樹木全体の最新情報を改めて勉強しようという気になったのです。

行動をしているうちに、素晴らしい樹木医さんに出会い、今も、新しい情報を得ながら樹勢回復や土壌改良を習得中です

このかたに松匠さんが松保護士の資格を持ってないのはおかしいと勧められ、松保護士の取得に至りました。
posted by 親方 at 15:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 樹勢回復 | 更新情報をチェックする

人間も植物も根っこが大切です。2年でここまで回復

今日はクロマツの樹勢回復の話をします。
前回の松匠の松と同時期(2年前)に調子が悪くなり枝枯れが発症した事例です。

5月の下旬くらいにみどり摘みをし、薬剤散布等はお施主様が年に数回されていました。
マツクイムシじゃないかと心配されていましたが確認に伺うとそうでもなく、害虫の食害もあまりみられません。
ただ上部はから葉は黄化して枯れこんできている状態です。

こういう場合は根に原因があり、根の周りを掘り起し調査をした結果、
近くに大きなモチノキとマキノキ(写真の背景)があり、その根がかなり松の根鉢まで侵入している状態です。(根の勢いは前者の方が強い)

また、植栽地の築山はリュウノヒゲでデザインされており根鉢を覆われることを
松は極力嫌います。これらの作用が主な原因と推測しました。

「さあどうしようか」ということで樹木医の方の相談し、樹木炭と菌根菌を使った治療方法を採用しました。

まず、根鉢のまわりを4か所 幅400×300 深さ300の穴を掘り、根の周囲には菌根菌資材を施用し
その周りには発根促進資材及びクロマツ専用の樹木炭を施用したのち、ヨウリンを少量与え、
上部は現況土、リュノヒゲを復旧し完了です。


施業時その1.jpg    

 
    施業前  

1年目その1.jpg     2年目その1.jpg     

        一年後                  二年後
   

根を更新しただけでこれだけ表情が変わるものですね。


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   樹木炭と菌根菌

根っこがしっかりするということは病気や害虫を寄せ付けない体になる、
私も根っこがしっかりするように、改良を加えていきます。。
posted by 親方 at 14:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 樹勢回復 | 更新情報をチェックする
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