2011年06月27日

梅雨の晴れ間の実演講習会

昨日、松のみどり摘み実演講習会を開催しました。

DSC02194.JPG


今回はお二人が参加されました。

まず昨年に続き、今年も参加された会社員の方です。
ひと通り説明を終えて
最初は考えながら、徐々に思い出したように、自然に手が動き出しました。
体が覚えているのですね。

「去年と今年では松の感じが違うのですが?」
それは去年は5月下旬、今年は6月26日、作業日が一カ月も違うのですね。
この一カ月で松の枝は成長し、太くなるのです。よって切る枝も微妙に変わってきます。
このように同じ松で講習をすることで、松の変化を感じ取ることができます。

今後の課題は枝の抜き方と仕上がりをきれいに見せる方法をマスターすることですね。

※みどり摘みの適期は5月初旬から6月25日までと思われます。
7月を過ぎて行いますと、松の生育に影響が出る可能性があります。

次に造園業を営まれている方です。
もともと京都の植木屋さんで修業をされ、今では大阪でお仕事をされています。
松の剪定は京都風の自然な感じで風にそよぐといった仕上げです。
しかし、大阪のお客様は盆栽風の仕上げを好まれる方が多いのです。
この方はお客様のニーズにあった仕事を提供しようという思いで参加されました。
頭が下がる思いです。

今後の課題は速さと正確さかと思います。
プロですから速さは要求されます。正確に透かせているか、きれいに見えるかですね。
お互い向上しましょう。

皆さんに伝えることで自分自身も勉強することができました。
ありがとうございました。

次回は庭木の実演講習会を8月下旬に予定しています。

自宅の庭木を剪定したい、造園業の若い職人の方、植木の剪定に興味がある方
主婦の方、どなたでもご参加ください。お待ちしております。

また、ブログ、HPでお知らせ致します。


                                株式会社 松匠   岩崎 勇


posted by 親方 at 10:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 庭づくりとお手入れ | 更新情報をチェックする
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